インタビュー
これまでにインタビューさせていただい方々
- 久保
- 佳子さんのピアノを初めて聴かせていただいたのは、4、5年前のクリスマスコンサートのとき。ちっちゃなベビーパールの粒がポロポロ落ちるような音でね。「なんでこんなに軽やかなんだろう」って、感動したの。
- 木住??敬?????o???野
- そうだった? うれしいな。
- 久保
- MCにも演奏にも特有の“間”があって、それが聴いていてとても心地いいの。そうだ、またアルバムが出るんでしょう
- 木住野
- うん。今月、CDデビュー10周年を記念して、オリジナル集とスタンダード集の2枚を同時に出します。いやぁ、今回は新曲ばかりで20曲もあるから、出来上がるまでが、もう大変でした。(笑)。
- 久保
- CDを作るのは、どこが一番、大変?
- 木住野
- 曲が浮かぶまでの間かな。最初の1ヶ月は夕飯の買い物以外は、ほとんど外出しないで、家にこもってる。鬱になりそう。
- 久保
- 音が降りてくるのを待ってるって感じ?
- 木住野
- 作り始めないと降りてこないけど、始めるまでがツライんです。それを音楽を聴いたりしてむりやり感情を広げていくと、隣の家の木がすごくいい感じに見えてきたりするの。こうなると自然にフレーズが浮かぶの。
- 久保
- 日常を離れた音の景色が見えるんだ。
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- 木住野
- でも停滞中は、ある程度まで一人で落ちこまないと、何も湧いてこないなぁ。
- 久保
- 私も生活の中に一人の時間を入れないとダメなタイプ。訳が分からなくなる。
- 木住野
- 分かる。人に合う仕事だし、表舞台に立つときのテンションは独特だからね。京子さんはどうやって回復するの?
- 久保
- 一人でぼーっとしてると回復してきて、そこでご飯を作ったり、美味しいものを食べたりすると、自分らしさが戻ってくる。
??敬?????o??? - 木住野
- 充電器に乗ってる携帯みたいね。
- 久保
- 曲の製作中、スタジオ録音のとき、ライブのときでは、使うエネルギーも違う?
- 木住野
- うん全然、違う。スタジオでは音を出すから発散するし、とにかく忙しいんですよ。みんなに指示して、まとめて、自分でも弾いて。一人三役ですね。ショートしそう。
- 久保
- “座長で主演“みたいな感じなのね。
- 木住野
- そう。それが舞台に上がっちゃうとかえって気持ちがいいの。やることはやったし「もう、なるようになれ」ってね(笑)。
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- 久保
- ところで、プロデューサーの彼と結婚されてもう5年。まだまだホヤホヤよね。
- 木住野
- そうね‥‥仕事も生活も一緒で、珍しい夫婦ですよね。でも、私は彼がいてくれてすごく助かってる。相手が帰ってくるからご飯も作るし、生活にリズムができるよね。私が音楽のことをいろいろなことをワーッと言っても冷静に「こうしたら」と言ってくれるし。
- 久保
- ダンナ様には整理しないでぶつける?
- 木住野
- うん。家も整理しないし(笑)。
- 久保
- ずっと一緒であきない?
- 木住野
- それが彼に言いたいことが言えるし、お互いに音楽が好きだから。私の音楽に対する姿勢を何よりも認めてくれるのが、とにかくありがたい。私はピアノを弾く以外では、彼にはかなわないと思ってますから。
- 久保
- すごい、うらやましい! 今日はもうおしまいにしちゃおうかな(笑)。
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??敬?????o???
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- 久保
- ところで、20年後にはどんな生活を送っていたい? どこにいると思う?
- 木住野
- 海外と日本の両方で生活できたらいいなぁ。去年、訪れたプラハがすごくよかったんです。やっぱりクラシックの街だから、3歳ぐらいからオペラとかを頻繁に聴きに行ってて、生活と音楽が普通に共存してるんですよ。もう全然、感性が違う! ポケットティッシュもないような国なんだけど、心はとっても豊かですよね。もう、憧れちゃったなぁ‥‥。
- 久保
- そういうところで音楽をやると、出てくるものも全然違うんでしょうね。
- 木住野
- 違いますねぇ。自分の感性も磨かれるし、演奏に対する観客の反応も違うしね。街に音楽が流れているという点では、N.Y.もいい。できればヨーロッパとN.Y.と日本と、3箇所ぐらいを行ったりきたりしたいな。
- 久保
- ヨーロッパには貸しマンションもあるわよ。私、パリの知人に頼まれたことあるもの。「泥棒よけに夏休みの間だけ住んでちょうだい。ガス、電気、水道代は実費で」って。
- 木住野
- 本当! これ実現可能な夢かな!?
- 久保
- するわよ! そういう生活の中から生まれてきた佳子さんの新しい音で、私はこれからも心を洗われていきたいわ。
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